「日経テストって何?」 ⇨ 概要と対策(おもに出題傾向の把握)を説明します
「日経テスト」
日本経済新聞社が主催しており、日頃から日経新聞を読んでいれば高得点が取れそうな名称の試験ですが、大間違いです。
出題傾向を把握し、対策して望まないと、なかなか得点が取れません。
この記事では、日経テストの概要と対策方法について解説します。
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日経テストとは(概要)
日経テスト概要
「日経TEST」 ・・・正式名称「日経経済知力テスト」という
日本経済新聞社(日経新聞)・日本経済研究センターが 主催する試験です。
構成は、
①基礎知識 [Basic] ②実践知識 [Knowledge] ③視野の広さ [Sensitive] ④知識を知恵にする力 [Induction] ⑤知恵を活用する力 [Deduction]
の5つに分かれており、①②③で60問、④⑤で40問の、合計100問の試験です。
出題ジャンルは、
- 経営環境[Environment]
- 企業戦略[Corporate Strategy]
- 会計・財務[Finance]
- 法務・人事[Legal]
- マーケティング・販売[Marketing]
- 生産・テクノロジー[Technology]
の6つです。
開催方式
日経テストは、下記の3つの開催方式があります。
- テストセンター受験
- 全国一斉試験
- 企業・団体試験
テストセンター受験
全国主要都市約150カ所のパソコン教室・専門学校などに設置した「テストセンター」の
パソコンから受験できます。
インターネットで申し込みをして、
候補日から、受験日程を選んで、試験を受けます。
受験料は、6,000円+税(※内訳 受験料5,000円+施設使用料1,000円+税)です。
スケジュールに融通が効きやすいのがメリットです。
コスト的には、「施設使用料」分がデメリットですね。
全国一斉試験
最新問題を同日にオンラインで受験する試験です。
2020年から、オンラインに切り替わりました。(自宅での受験が可能)
受験料は、5,000円+税 です。
年2回の開催で、スケジュールが決まっているのが、デメリットですね。
企業・団体試験
全国一斉試験と同じコンセプトの試験を、希望の場所・日時で実施できます。
(「筆記試験」または「Web受験」から選択可)
31名以上で申し込むの場合、受験料が割引となるようです。
- 30名まで 本体価格 5,000円 + 税
- 31名以上 本体価格 4,500円 + 税
- 101名以上 本体価格 4,000円 + 税
筆記試験の場合は、試験監督派遣費がかかります。
(受験者50名毎 本体価格 20,000円 + 税)
31名以上集まる場合は、コスト的には、非常にメリットが高いです。
企業・団体として受験しないといけない、日程の融通が効かないことがデメリットです。
得点の目安
主催の日本経済新聞社は、得点の目安を下記のように位置付けております。
- 700点以上:幅広い視野と高い知的能力を持った、高度なナレッジワーカー。卓越したビジネスリーダーに成長できる可能性を持つ。
- 600点〜700点:企業人として必要な知識と知的能力をバランスよく備えた、状況対応力の高い人材。ビジネスリーダーとしての資質を有する。
- 400点〜600点:日常のビジネス活動を着実にこなすことのできる、実務遂行力を備えた人材。複雑・高度な問題への対応力の強化がカギ。
- 400点未満:ビジネス活動をこなすのに必要な知識・知力が、やや不足。知識の蓄積と思考力の強化への努力が求められる。
短期間で得点を獲得する方法
日経テストで、短期間で高得点を獲得するには、
下記が重要となってきます。
- 試験の出題傾向を把握する
- どのジャンルの知識が不足しているかを知る
- 頻出ワードについて完全に理解しておく
日経テストを受験するにあたって、課題となってくるのは、
「過去問がない」「出題範囲が広い」ことです。
この課題に対応する方法が上記となります。
必ず覚えておいていただきたいのが、「日経新聞を読む」「最新のニュースをチェックする」では、日経テストの得点は上がらない、ということです。
試験の出題傾向を把握する
日経テストは、過去問がないため、どんな問題が出るのか分からず、対策がしにくい、という特徴があります。
出題傾向を把握するためには、公式テキストの例題を解いてみましょう。
※公式テキストは、広く薄い内容になっており、1ページ目から順に読み下していくのは、効率が悪いです。まずは、例題のみ解いてみて、出題傾向を把握しましょう。
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また、全国一斉試験、企業・団体試験のように、試験日が決まっている中で、高得点を目指したい方は、テストセンター受験をしておくことを強くオススメします。
毎回問題は変更となりますが、実際の試験を受けることが、出題傾向を知るためのベストな方法です。
どのジャンルの知識が不足しているかを知る
前項の、「試験の出題傾向を把握する」を実践したら、現状の自分の、強いジャンル・弱いジャンルが明確になるはずです。
(ジャンル・・・「経営環境」「企業戦略」「会計・財務」「法務・人事」「マーケティング・販売」「生産・テクノロジー」の6つ)
強いジャンル・弱いジャンルを把握できたら、目標得点に対して、どのジャンルの得点を伸ばさないといけないのか、作戦を立てましょう。
強いジャンルをさらに伸ばすのか、弱いジャンルを補うのかは、現状のレベルと目標得点によって異なるので、一概に言えませんが、弱いジャンルを学習して補うのが、伸び代が大きく、得点アップにつながりやすいです。
頻出ワードについて完全に理解しておく
試験には、ほぼ必ず出てくるワードなどがあります。
下記の記事で解説をしておりますので、ご参照ください。
まとめ
- 日経テストの概要
- 概要 ⇨ 5つの構成と、6つの出題ジャンル
- 開催方式 ⇨ テストセンター、全国一斉、企業・団体の3つがある
- 得点の目安
- 短期間で得点を獲得する方法
- 試験の出題傾向を把握する
- どのジャンルの知識が不足しているかを知る
- 頻出ワードについて完全に把握しておく
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