若手社員はスキルより実績
スキルアップするよりも実績を出した方が評価されます。
「これからスキルアップしたい」
「より年収を上げたい」
「転職してやりがいのある仕事につきたい」
と考えている若手社員の方(あるいはそうでない方も)、たくさんいらっしゃると思います。
自分を向上させるにあたって、自己啓発・スキルアップを目指していることと思われます。
しかし、どんなスキルを上げればよいか分からない、
自分が取り組んでいるスキルアップが正しいのか分からない、
という悩みは尽きないかと想像できます。
(特に若手社員の方で悩まれている方は多いのではないでしょうか?)
この記事では、スキルアップに対する考え方について述べさせていただきます。
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若手社員はなぜスキルに悩むのか
若手社員の皆さんがスキルアップに対して悩むのは、下記のパターンであると思われます。
- 必要なスキルが曖昧
- スキルの定義が曖昧
- スキルアップの方法が分からない
- スキルアップが難しい
ひとつずつ解説していきます。
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スキルとは
「スキルとは何か?」
とても難しい質問です。(なんか哲学的ですね。)
この記事内では、以下をスキルを呼ぶことにします。
スキル = 成果を出すためのアクションを実施するために必要な能力
なんかしっくりこないかもしれませんね。
ざくっと、「スキル=能力」という風に認識して、話を進めていきましょう。
必要なスキルが曖昧
スキルアップに悩む要因として「必要なスキルが曖昧、または複雑」という理由があります。
例えば、営業に必要なスキルは、「交渉力」「コミュニケーション力」「提案力」「業界情報」「商品知識」など多岐に渡り、かつ複雑です。
営業で活躍するためのスキルアップ、となると何をすればよいか悩むことになります。
スキルの定義が曖昧
スキルの定義が曖昧、ということもスキルアップに悩む要因です。
例えば、「コミュニケーション力」というスキルは、資格のようなものは無く、スキルとして測定することは困難です。なので、スキルアップの対象として、目標かすることが非常に難しいです。
英語などであれば、「TOEIC〇〇点」など、数値目標として掲げやすいですが、仕事と直結するスキルは、往々にして、数値化の困難な、定義の曖昧なものが多いです。
(英語も、厳密には、スピーキング力や、行間を読む力や、英語圏の文化など、数値化の難しい要素があります)
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スキルアップの方法が分からない
スキルアップの方法が分からない要因としては、下記が考えられます
- 「スキルの定義が曖昧」(前項)
- 調査不足
- スキルアップした経験に乏しい
「スキルの定義が曖昧」は前項での解説のとおりです。
語学力や資格ではない、いわゆるソフトスキルが、スキルとして定義が曖昧で、
スキルアップのための自己研鑽の方法が分かりにくい、と思っている方が多数派でしょう。
続いて、「調査不足」によりスキルアップ方法が分からない、
というパターンもあります。
これは、単なる熱量不足(あるいはモチベーション不足)が原因ですね。
インターネットが発達した昨今では、大半の情報がGoogleなどの検索によって
調べ上げることができます。
そんな中で「情報不足」というのは、それだけ熱量が不足しているということでしょう。
(ちょっと厳しい書き方かもしれません。実際には、「調べ方が分からない」ということもあるでしょう。。。)
また、今まで「スキルアップした経験に乏しい」ため、スキルアップの方法が分からない人が多い(特に若手社員の方に多い)のではないかと、私は考えています。
学生時代に勉強してこなかった人が、社会人になって、勉強する習慣がないのと同じです。
過去にスキルアップした経験をたくさん持っている人ほど、スキルアップの方法が身についており、新たなスキルを習得するのも早いです。
スキルアップが難しい
スキルアップする、ということは非常に難易度が高いです。
特に、前述の定義が曖昧なスキルについては、スキルアップが難しい上に、
スキルアップを実感することも非常に難しいです。
膨大な積み重ねが必要となります。
スキルより実績
ここまでさんざんスキルアップのハードルを述べてきました。
「じゃあ、どうすればいいんだよ!?」というツッコミを入れられそうですね。
私の考える対応方法は、「スキルよりも実績をあげることにフォーカスする」です。
スキルアップを図ろうとすると、どうしてもミクロな視点になってしまいます。
「どうすればスキルアップするのか?」
「効率的な勉強方法は?」
「リソースをどれぐらい割けばよいのか?」
という具合に、”スキルアップを目的とする思考”になってしまいます。
しかし、本来は、「スキルアップすること」が目的ではなく、
「実績・成果をあげること」が目的で、スキルアップは手段に過ぎません。
スキルアップに悩んでいる方は、一旦頭の中をリセットして、
「実績をあげること」のみに集中してみてはいかがでしょうか?
スキルより実績の方が認められる
実際に、仕事やそれ以外の物事において、評価されるのは「実績」です。
TOEICが満点よりも、海外での実務経験や通訳の経験の方が高く評価されます。
(もちろん仕事の内容にもよりますが、大半の場合は、実績や経験の方が評価のウェイトは高いです)
あなたが、新卒者の面接官であり、営業部門の採用面接をしていて
Aさん「私はコミュニケーション能力が高いです。〇〇という資格を持っています」
Bさん「私は学生時代に、訪問販売のアルバイトをしていて△△万円の商談をまとめたことがあります。」
という2人がいたとします。
その他の条件、人間性や印象が同レベルであれば、Bさんを採用しますよね?
これは、その人の持っているスキルよりも、実績・経験の評価が高いということです。
スキルより実績の具体例
「スキルより実績」の最も分かりやすい例は、プロ野球選手です。
例えば、イチロー選手のことを説明する際に、
「非常に巧みなバットコントロールで、足が早く50m5秒台で、肩が非常に強く遠投120mが楽々できて、守備が上手く、、、」
とゴチャゴチャ言うよりも、
「日米通算で最も多くヒットを打った選手」
「MLBのシーズン最多安打記録保持者」
など達成した実績を言った方が分かりやすいですよね。
そもそも「非常に巧みなバットコントロール・・・」といった説明は、
他の選手にも当てはまってしまうかもしれませんが、
「最多安打」などの実績はイチロー選手だけのものです。
スキルではなく、実績で語られるものなのです。
実績を出そう
以上、解説したとおりです。
自分の現在のスキルや、将来のスキルアップに悩んでいる方は、
難しく考えず、実績をあげることにフォーカスをしていきましょう!