日経テストで500点をとるのに最低限覚えておくこと③
第3弾です。
日経テストに必ず出題される内容について解説いたします。
「どういう内容を覚えればよいのか?」
「どんな問題が出題されるのか?」
という悩みをお持ちの方には必見の内容となっています。
(日経テストとは? 【日経テストって何?】概要と対策 )
勉強方法につきましては、
過去に下記の記事を投稿しておりますので
参考にしていただければ。
この記事は、下記記事の続編となっております。
日経TEST公式テキスト&問題集 2021-22年版 (日本経済新聞出版)
この記事では、確実に出題される下記の3つのキーワードについて解説いたします。
それでは、いってみましょう。
円高・円安
円高・円安とは
ある時点で、1ドル=110円だった円・ドルのレートが、105円になった場合、
ドルに対して、円の価値が上がる(ドルの価値が下がる)ので、
「円が上昇し、5円の円高」となります。
反対に、1ドル110円から、115円になった場合は、
ドルに対して、円の価値が下がる(ドルの価値が上がる)ので、
「円が下落し、5円の円安」となります。
反対に覚えている方いらっしゃいませんね?
(私は、大学を卒業するまで、反対に覚えていました。。。)
円高・円安と為替レートが変動する要因は、
米国の金利や、世界情勢、景気動向など多岐にわたり、
この記事での解説は割愛させていただきます。
(というか、奥が深すぎて解説不可能です。。。)
円高で得する企業
円高で得する企業とは、「原料や燃料を輸入する産業」です。
円高になると、円建てでの原料・燃料の仕入れ値が下がるため、
売上が変わらなければ、利益が増加します。
円高で得する企業は、
・運輸業
・電力会社
・ガス会社
などがあります。
円安で得する企業
円安で得する企業とは、「輸出が多い」です。
円安になると、ドル建てでの売上高が変わらなければ、
円建てでの売上高が上がることになります。
円安で得する企業は、
・輸出ウェイトの高い自動車メーカー
・海運業
などです。
試験では
試験では、円高・円安によって、影響を受ける企業を
分類する問題が必ず出題されます。
「円高でメリットの多い業種」
「円高ででメリットの多い業種」
「円安でメリットの多い業種」
「円安でデメリットの多い業種」
の4つを把握しておきましょう。
原油価格
原油価格とは
原油価格は需要と供給により、変動します。
原油を多く使う国(=中国など)の景気が上向けば、
原油価格が上がります。
原油の産油量を絞る(=減産する)と、
市場に出回る原油の量が減り、原油価格は上昇します。
反対に、米国などで開発に成功しているシェールオイルなどの生産量増により、
市場に出回る原油の量が増えると、原油価格は低下します。
また、日本の石油会社が輸入する原油価格の指標となっているのは、
「中東産ドバイ」です。
原油価格の影響を受ける企業
原油価格が上がると、燃料や原料として使用しているメーカーが、
コスト増となり、利益が減ってしまいます。
タイヤメーカーや、ガス会社などは、原油価格上昇により、デメリットを被る業種です。
反対に、原油価格上昇により、メリットを享受するのは、石油元売業などです。
BATH
「BATH」とは、中国を代表するIT企業4社のことです。
世界的に強大な、「GAFAM」(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)が有名ですが、近年中国の成長とともに「BATH」も業績を大きく伸ばしています。
近年の日経テストの試験では、必ずBATHについての出題があります。
B = バイドゥ
バイドゥ(百度)は、中国最大の検索エンジンサービスを提供している企業です。
全世界での検索エンジン市場では、Googleに次いで、第2位となっています。
A = アリババ集団
アリババ集団(阿里巴巴集团)は、電子商取引(Eコマース)を主に運営している企業です。
2020年現在、アジア最大の時価総額を誇る企業です。
T = テンセント
テンセント(騰訊)は、SNSサービス「微信(WeChat・ウィーチャット)」を提供している企業です。
H = ファーウェイ
ファーウェイ(華為)は大手通信機器メーカーです。
スマートフォン端末などを手掛けており、出荷台数で、アップルを抜いたこともあります。
試験では
試験で問われるのは、4社の違いです。
4社とも中国のIT企業ですが、
バイドゥ・アリババ集団・テンセントは「ITサービス」であるのに対し、
ファーウェイは「通信機器メーカー」です。
なので、4社を分類する問題については、
「バイドゥ・アリババ集団・テンセント」と「ファーウェイ」
という分類が正解となります。
ちなみに、バイドゥ・アリババ集団・テンセントの3社で、
「BAT」とも呼ばれています。
いかがでしたでしょうか?
上記も必ず出題される内容ですので、
理解していただき、きっちり得点につなげていきましょう。
(勉強は、「朝」がベスト! 【メリット満載】朝活のススメ(実体験より) )