【日経テスト500点】最低限必要な知識②

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日経テストで500点をとるのに最低限覚えておくこと②

日経テストという試験、過去問情報などがほとんどなく、
「どうやって勉強すればよいのか?」
「どういう内容を覚えればよいのか?」
「どんな問題が出題されるのか?」
という悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

(日経テストとは? 【日経テストって何?】概要と対策 )

 

勉強方法につきましては、
過去に下記の記事を投稿しておりますので参考にしていただければ。

また、この記事は、下記記事の続編となっております。

(こちらの記事も、お読みください。)
【日経テスト500点】最低限必要な知識③

 


日経TEST公式テキスト&問題集 2021-22年版


この記事では、確実に出題される下記の3つのキーワードについて解説いたします。

 それではいってみましょう。

 

【ストイックになりたい人向け】ストイックへの道(考え方)

【自分のスキルに悩む人へ】スキルより実績

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労働力人口

労働力人口とは

労働力人口とは、
「15歳以上の全人口のうち、就業者と完全失業者の人数」
のことです。

完全失業者は、働く意思を持ち、求職活動を行っている失業者のことです。
(働く意志のない人は、非労働力人口となり、労働力人口には含みません)

なお、15歳以上の全人口から、非労働力人口を除いたものが、労働力人口となります。

労働力人口 = 就業者 + 完全失業者

15歳以上の全人口 = 労働力人口 + 非労働力人口

生産年齢人口との違い

生産年齢人口とは、15歳以上 65歳未満の人口のことです。

労働力人口・非労働力人口には、「65歳未満」という制約がありません。

試験では、労働力人口と生産年齢人口の違いを把握しているかを確認する問題が必ず出題されます。

 

景気動向指数
(先行指数・一致指数・遅行指数)

景気動向指数とは、

例えば、
景気が良くなり始めると企業が雇用を増やすので、
「新規求人数」が増えます。
→ 景気に先行して動くため、新規求人数は「先行指数」

「商業販売額」や「営業利益」は景気が良いと上がります。
→ 景気と一致して動くため、商業販売額・営業利益は「一致指数」

景気が良くなった結果、「家計消費支出」が増えます。
→ 景気に遅れて動くため、家計消費支出は「遅行指数」

上記のように、景気動向指数は、先行・一致・遅行の3つの指数があります。

試験では、先行・一致・遅行の指数の、正しい(または誤った)組み合わせを
選択する問題が必ず出題されます。

下記が、景気動向指数の一覧です。

先行指数

  • 最終需要財在庫率指数
  • 鉱工業用生産財在庫率指数
  • 新規求人数(除学率)
  • 実質機械受注
  • 新設住宅着工床面積
  • 消費者態度指数
  • 日経商品指数
  • マネーストック
  • 東証株価指数
  • 投資環境指数
  • 中小企業売上げ見通し

一致指数

  • 生産指数(鉱工業)
  • 鉱工業用生産財出荷指数
  • 耐久消費財出荷指数
  • 所定外労働時間指数
  • 投資財出荷指数
  • 商業販売額(小売業)
  • 商業販売額(卸売業)
  • 営業利益
  • 有効求人倍率(除学率)

遅行指数

  • 第3次産業活動指数
  • 常用雇用指数
  • 実質法人企業設備投資
  • 家計消費支出
  • 法人税収入
  • 完全失業率
  • きまって支給する給与
  • 消費者物価指数
  • 最終需要財在庫指数

 

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損益計算書

損益計算書(P L=Profit and Loss Statement)とは、
企業が、会計期間中にどれだけ儲けたか(あるいは損したか)を
示すものです。

「売上高」
「売上総利益」
「営業利益」
「経常利益」
「税引前純利益」
「純利益」
の6つを必ず覚えておきましょう。

試験では特に、「営業利益」「経常利益」「純利益」の
違いについての問題が出題されます。(必ず出ます)

売上高

企業が会計期間内に売った製品・サービスの収入の合計です。企業の規模を示します。
損益計算書の最初に記載されるので、「トップライン」と呼ばれます。

売上総利益

売上高から、仕入れなどにかかった原価(原材料費・運送費など)を差し引いたものです。粗利(あらり)とも呼びます。
売上総利益から、事業の大まかな採算性がわかります。

売上総利益 = 売上高 − 原価

営業利益

売上総利益から、販管費(販売費・一般管理費)を差し引いたものです。
販管費とは、人件費やオフィスの賃料や広告宣伝費などです。
営業利益は、「本業でのもうけ」を示します。
(企業の「稼ぐ力」を測る指標ともなります。)

営業利益 = 売上総利益 − 販管費

経常利益

営業利益から、営業外損益を差し引いたものです。
営業外損益とは、銀行への利払いや投資に対する配当収入などの、本業ではない
損益のことです。
営業外損益の利益の方が多い場合は、経常利益が営業利益を上回ります。

経常利益 = 営業利益 − 営業外損益

税引前純利益

経常利益から、特別損益を差し引いたものです。
特別損益とは、自然災害による損失や保有資産の売却による利益などです。

米国会計基準や、国際会計基準(IFRS)の損益計算書には、
経常利益がないため、税引前純利益が経常利益にも相当します。

税引前純利益 = 経常利益 − 特別損益

純利益

税引前純利益から、税金を差し引いたものです。
「税引き利益」「最終利益」とも呼ばれ、株主が最も注目する項目です。
売上高をトップラインと呼ぶのに対して、純利益を「ボトムライン」と
呼びます。(損益計算書の一番下に記載されるので)

純利益は、株主に配当として支払われるか、翌年以降の事業の原資として
積み立てれられます。(内部留保)

純利益 = 税引き前純利益 − 税金

 

以上、「労働力人口」「景気動向指数」「損益計算書」について
解説させていただきました。

くどいようですが、「必ず」出題されますので、
覚えておきましょう。

 

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